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スズメノカタビラを増やさない!後悔しないためのクラピア雑草対策

スズメノカタビラを増やさない!後悔しないためのクラピア雑草対策

雑草は、抜いても抜いてもすぐに生えてくるので、本当に頭を悩ませますね。
特にスズメノカタビラは草丈が低くて目立たないですが、早春から晩秋まで長い間、花を咲かせては種をまき散らす厄介者です。いつのまにかクラピアの間から芽を出して花を咲かせていることも。

私が6年間クラピアを育てた経験をもとに、後悔しないための雑草対策をご紹介します。

地味にしつこいスズメノカタビラ

スズメノカタビラは、一年生のイネ科雑草です。
一年生雑草は、種子が発芽して生長し、1年で枯れるサイクルを持つ雑草のことです。

秋に発芽したスズメノカタビラは、冬の間も生長を続け、まだ寒い早春から花を咲かせはじめます。花が咲いた後にできた種子は土の中で夏を越して、翌年また発芽します。
暖かい地域では、スズメノカタビラは一年中花を咲かせるため、さらに手強い存在になります。

スズメノカタビラ(一年草)

スズメノカタビラは種子で繁殖します。
種子をつけることができなければ増えることができませんので、種子を作らせないことが翌年以降の繁殖を抑えるのに役立ちます。

タネをつくらせない雑草対策

種子を作らせないことが翌年以降の繁殖を抑えるのに役立ちます。
そのため、除草の最適なタイミングは花が咲く前です。
種子が地上に落ちて発芽するのを防ぐことができれば、その数は徐々に減っていきます。

「草取り」で翌年の発芽を減らす

花を咲かせて種子を落とす前に除去することで、庭の美しさを保ちつつ、翌年の発芽を抑えることができます。

スズメノカタビラ

「草刈機」で刈り取る

雑草を根元から引く抜く草取りに対して、草刈機を使った草刈りは、雑草の地上部を刈り取ります。
雑草を完全に取り除くことはできませんが、小さな労力で時間をかけずに、雑草を目立たなくすることができます。

雑草が種子を落とす前に地上部を刈り取ることができれば、翌年の発芽を抑えることができます。

小さなお子さんやペットがいる、自然環境に配慮した庭づくりをしたいなど、除草剤を使いたくない方にもたいへん便利です。

「除草剤」で枯らす&芽が出るのを抑える

スズメノカタビラは、一年生のイネ科雑草です。

特定の農作物にかかっても平気なようにつくられた除草剤(農薬)があります。
広葉雑草に影響を与えない選択性除草剤ならクラピアに生えたスズメノカタビラを枯らすことができると思いがちですが、スズメノカタビラには効果を発揮しない除草剤もあるので、注意が必要です。

製品名一年生イネ科雑草
スズメノカタビラ一年生広葉雑草カヤツリグサ
ナブ乳剤
セレクト乳剤
ホーネスト乳剤

いずれも農薬です。畑で使用する場合は、適用作物を確認してください。

雑草の見分け方

雑草は、葉の形によって分類することができます。

  • 広葉雑草は、平たく、幅広い形をした葉を持ちます。
  • イネ科雑草は、葉脈が平行に走った細長くて薄い葉を持ちます。
  • カヤツリグサ科雑草は、イネ科雑草と似た細長い葉を持ちますが、除草剤の効果は異なります。

選択性除草剤を使用する際は、どのグループの雑草かを見極めることが大切です。

スズメノカタビラ(イネ科一年草)
スズメノカタビラ(イネ科)
エノコログサ(イネ科一年草)
エノコログサ(イネ科)
カヤツリグサ(カヤツリグサ科)
カヤツリグサ(カヤツリグサ科)

春夏は庭と畑で雑草に追われる日々。
その合間をぬって日帰りか一泊くらいの鉄道旅。

グラウンドカバーにクラピアを育て、畑は小さな家庭菜園。
一人で快適に暮らす方法なんかも考えています。
自己紹介

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<参考>
*1.近田文弘監『花と葉で見わける野草』小学館、2017年

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