手頃な価格で人気の家庭用草刈機で増えているのが、安全性の高いプラスチックブレードを採用したモデルです。
プラスチックブレードは登場してまだ日が浅く、見たことがない方も多いのではないでしょうか。特徴を一言でいうと「合成樹脂製の安全な刈刃」ですが、安全性を優先したためにいくつかの欠点もあります。
プラスチックブレードにはどんな種類があるの?どんな草刈機で使えるの?
毎年草刈機を使っている経験から、安全な刈刃プラスチックブレード(樹脂刃)の特徴を詳しくご紹介します。
「充電式草刈機」を検討しているあなたに!
どの草刈機を選べばよいか迷っているなら『充電式草刈機の売れ筋比較』をチェック!
・樹脂刃・ナイロンカッター専用モデル
・金属刃専用モデル
・高機能モデル
など、住宅周辺や庭での使用に適した人気の充電草刈機をご紹介しています。
プラスチックブレード(樹脂刃)とは
プラスチックブレードは、金属刃の切れ味とナイロンカッターの安全性を兼ね備えた草刈機用の刃です。樹脂刃、ナイロンブレード、ナイロン刃などと呼ばれることもあります。
ナイロンコードより切れ味が優れているため、家庭で使用する草刈機では安全性を重視してプラスチックブレードの使用が増えています。
プラスチックブレードは金属刃(チップソー)ほどの切れ味はよくないため、太く硬く育った茎や密集した草の刈り取りには不向きです。
伸びはじめたばかりの庭の雑草なら問題なく刈り取ることができます。
プラスチックブレードの特徴
金属刃と比較すると、プラスチックブレードには次のような特徴があります。
- キックバックが起きにくい:回転する刈刃が障害物や地面に当たっても跳ね返るリスクが少ない
- 刃が割れにくい:衝撃を受けても割れにくく、破損しても飛び散るリスクが低い
- 交換が容易:金属刃より安価なため、手軽に交換できる
- 軽量:金属刃に比べて軽いため、草刈機の操作がしやすい
- 太く硬い茎には不向き:金属刃ほどの切れ味はないため、太く硬い茎や密集した雑草には適さない
- 耐久性が低い:金属刃より摩耗が早く、硬い石や金属に当たると損傷しやすい
プラスチックブレードの種類【2024年】
空気抵抗を減らして静音性を高めたり、刃にギザギザを付けて硬い茎を刈りやすくしたりと、さまざまな工夫からユニークな形のプラスチックブレードが生まれています。
マキタ(Makita)樹脂刃
フクロウの風切り羽のように、風切り音が少なく燃費が良い形状です。また、波形の刃先は鋭く細くなっており、切れ味も優れています。
マキタ(Makita)MUR189DSF 18V/3.0Ah プラスチックブレード(樹脂刃)
硬いものに当たっても反発が少ない設計で、切れ味と安全性を兼ね備えた樹脂刃(3枚)を使って、広いエリアを刈りたい方に最適です。
山善(Yamazen)鋸爪型ブレード
ノコギリのようなギザギザの歯が付いたプラスチックブレード(鋸爪型ブレード)です。
山善(Yamazen)CGT-1825(KH) 18V/1.5A プラスチックブレード
ノコギリのようなギザギザの歯が付いた2本のプラスチックブレード(鋸爪型ブレード)を高速(8,000回転/分)で回転させて、草を刈り取ります。
工進(Koshin)SGRシリーズ用替刃
ギザギザが左右に付いている両刃タイプのプラスチックブレードです。片刃が摩耗しても表裏を入れ替えることで再利用できます。
工進(Koshin)SGR-1820 18V/2.0Ah チップソー、プラスチックブレード(樹脂刃)
工進の充電式草刈機の中で最もローエンド(18V/2.0Ah)な製品です。
チップソーとプラスチックブレードを付け替えて使える2WAYタイプです。
アイリスオーヤマ グラストリマー用替え刃
流線形をした両刃タイプのプラスチックブレードです。片刃が摩耗しても表裏を入れ替えることで再利用できます。