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夏の大型雑草をリセット!生長周期にあわせた効率的な雑草対策ガイド

夏の大型雑草をリセット!生長周期にあわせた効率的な雑草対策ガイド

夏から秋への変わり目は、夏の間に大きく生長した雑草を取り去り、春に向けた準備をはじめる時期です。暑かった夏が終わり、外の作業がしやすくなりますが、引きつづき「蚊」に注意が必要です。虫よけをお忘れなく!

アオ
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今シーズンの草取りは終わり!と思ったら、カタバミ、スズメノカタビラという強敵が!

毎年の草取りの経験から、暑さの盛りを過ぎた9月から10月に最適な草取りのコツをご紹介します。

庭をリセットする好機

猛暑で手入れができず、雑草が茂ってしまった庭をリセットして、春に向けた準備をはじめるのに適した時期です。

手が届きにくい場所や目立たない場所は割り切りも必要です。防草シートを使ってマルチングするのもおすすめです。

9月 伸びた夏雑草をきれいに取り除く

コスモス、キキョウ、ヒガンバナなどが秋の花が咲く一方、夏に取り逃して生長してしまった雑草が花を咲かせます。

オオアレチノギク、オオハンゴンソウなどが30cm以上にも生長して、花を咲かせます。
種子を飛ばさないよう、花が咲いているうちにカマや草刈機で刈り取ります。

残った根から再生する多年生雑草は根を掘り起こして取り除きます。それが難しい場合は、除草剤を使って根まで枯らします。

オオアレチノギク
オオアレチノギク(越年生または一年生雑草)
オオハンゴンソウ
オオハンゴンソウ(多年生雑草)

夏に生長した雑草が目に付きますが、庭の隅や花壇にはタネツケバナ、オオイヌノフグリといった越年生雑草が芽を出しはじめます。小さいうちに草抜きニッパーで摘まんで抜き取ります。

10月 冬に増える雑草に対処&防草シートを敷く

爽やかに晴れた日が増え、来春に向けてチューリップやスイセンなどの球根を植えつける時期です。

冬の間に花を咲かせて増える雑草にカタバミやスズメノカタビラがあります。
暖地では一年中花を咲かせることがあり、放っておくと爆発的に増えるので、見つけたら根元から取り除きます。

カタバミ
カタバミ(多年生雑草)
スズメノカタビラ
スズメノカタビラ(一年生雑草)

カタバミは葉や茎を取り除いても地下に残った根茎から増えるので、土を掘り返して根を取り除くか、除草剤を使います。

スズメノカタビラは生長すると根の張りが強くなり、取り除くのに手間がかかるようになります。まだ小さいうちに取り除いておくと、後が楽です。

防草シートで雑草が生えない環境をつくる

雑草をきれいに取り除いた後、手が届きにくい場所や目立たない場所に、防草シートを敷くのもおすすめです。

防草シートを敷くことで、光を遮断して雑草が生えない環境をつくります。

見た目が気になる場所は、防草シートの上に人工芝や化粧石、ウッドチップを敷き詰めると景観を保つことができ、直接紫外線にさらされなくなるので、防草シートの寿命を延ばす効果も期待できます。

雑草の根が防草シートを突き破って生長することがあるので、防草シートを張る前に大型雑草の根を取り除いておくことが大切です。
夏の間に除草剤で雑草を雑草を根まで枯らし、地上にある枯れた茎や硬い根を取り除いておくとスムーズに貼れます。
防草シートを貼れば、春に芽生える一年生雑草を十分に防ぐことができます。

防草シートには、幅や長さのバリエーションに加え、織布タイプと不織布タイプがあります。
織布タイプは価格が手頃な反面、遮光性や耐久性に劣ります。一方、不織布タイプは遮光性と耐久性に優れていますが、価格はやや高めです。

夏雑草を刈り取り景観を取り戻す(9~10月)

草取り
神津博監『かんたん!らくらく!草取りのコツ』ナツメ社、2023年

美しさを保つためには、本格的な草取りを年に3回程度行うのが望ましいです。
秋のはじめは、夏に大きく生長した雑草を取り除き、景観を取り戻す絶好の時期です。

6~9月の間は、3週間~1か月に1回のペースで草取りを行うのが理想的です。
雑草が生長する6月に1回目、7月下旬~8月の間に2回草取りを行います。
さらに、10月下旬~11月に4回目を加えると効果的です

春夏は庭と畑で雑草に追われる日々。
その合間をぬって日帰りか一泊くらいの鉄道旅。

グラウンドカバーにクラピアを育て、畑は小さな家庭菜園。
一人で快適に暮らす方法なんかも考えています。
自己紹介

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<参考>
*1.西尾剛著『草取りにワザあり!』誠文堂新光社、2019年
**2.神津博監『かんたん!らくらく!草取りのコツ』ナツメ社、2023年

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