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深く静な林を歩き、五重塔に出会う旅(鶴岡)

深く静な林を歩き、五重塔に出会う旅(鶴岡)

荘内の旅、2日目は羽黒山を訪ねます。
高い山の頂上に神社があると思い込んでいましたが、羽黒山の標高は414m(高尾山より低い!)で、車で行けるんです。

羽黒山を行く-こんなコースで歩いたよ

事前に予約した観光タクシーの半日プランで羽黒山に向かいます。
こんなコースで観光しましたよ。

鶴岡市内→車→黄金堂こがねどう→車→いでは文化記念館→車→(駐車場)→徒歩→随神門→徒歩→爺杉じじすぎ→徒歩→羽黒山五重塔→徒歩→(駐車場)→車→羽黒山山頂(三神合祀殿さんじんごうさいでん・大鐘など)→徒歩→齋館さいかん(昼食)→車→玉川寺ぎょくせんじ→車→鶴岡駅(いなほ新潟行き16時台)

羽黒山に行く途中にある黄金堂を訪ね、いでは文化記念館で長靴を借ります。
随神門から参道に入り、爺杉羽黒山五重塔を見て随神門に戻って、長靴を返してから車で羽黒山山頂に向かいます。齋館で地元の友人と昼食を食べ、玉川寺を経由して鶴岡駅から向かうというコースです。

徒歩で山頂を目指す場合は、スニーカーなど底が平らな靴で行くことをおすすめします。いでは文化記念館は長靴だけでなくスニーカーも無料でレンタルできます。

黄金堂-三山参りの第1拝所

羽黒山に参拝する前に訪ねたのは正善院黄金堂です。
羽黒山の入口に位置する三山参り最初の拝所で、羽黒山参拝前に立ち寄るのにふさわしい寺院ですね。

正善院黄金堂(山形)

山門にたくさんの草履ぞうりが奉納されています。

ご本尊は三十三体の聖観世音菩薩像で、国の重要文化財に指定されています。
黄金堂を誰がいつ建てたのかわかっていませんが、現存する羽黒山内の建物のなかで最も古く、建久けんきゅう4年(1193)源頼朝が家臣に命じて建立したという説が有力だといわれています

聖観世音菩薩像は普段公開されていないので、参拝したい場合は事前に確認することをおすすめします。(私は拝観できませんでした)

羽黒山参道-大願成就の彫り物

随神門から羽黒山の山頂まで石段2,446段、約1時間30分(約1.7km)の道のりです。山道で足もとが悪いので時間に余裕をもった計画がおすすめです。

とけた雪で石段が濡れていたので、滑らないように気を使いながら歩きます。参道の両脇には杉の巨木が立ち並び、信仰の山に足を踏み入れたという引き締まった気持ちになります。

羽黒山参道(山形)
羽黒山参道(山形)

石段のところどころに山伏などが彫られています。山頂までに33個の彫り物があり、すべて見つけたら大願が成就するといわれています。
他にひょうたん(瓢箪)、とっくり(徳利)、さかずき(盃)が刻まれた石段を見つけましたが、山伏と天狗は33個のうちに入らないことを知り、ちょっとがっかり。

羽黒山五重塔(山形)

老木の爺杉を見ながら参道を歩いていくと羽黒山五重塔が見えてきます。
平安時代に建立されたと伝わりますが、定かではありません。

すらっと形よく、全体が絶妙なバランスで調和しています。先端が反り返った五層屋根はとても優美な印象を受ける建物です。彩色されていない木材(素木そぼく)でつくらています。

屋根は薄い木の板を幾重にも重ねてつくる杮葺こけらぶきという工法がとられているため、長年の風雪で腐食が進み、2025年春までの予定で改修工事が行われています。

積雪がある時期は工事が行われないので、冬にもう一度行きたい!
屋根に雪をのせた五重塔はどんなに美しいのだろう。

羽黒山の参道をこのまま歩いて羽黒山の山頂を目指すこともできますが、本日は随神門に引き返し観光タクシーで羽黒山の山頂に向かいます。

鶴岡・酒田に行く(東京からのアクセス)

羽黒山がある鶴岡市は山形県の北西部に位置する街です。

  1. 羽田空港→飛行機(ANA)→庄内空港→バス→鶴岡駅・酒田駅[1時間40分~]
  2. 東京駅→上越新幹線→新潟(乗り換え)→羽越本線・急行→鶴岡駅・酒田駅[3時間30分~]
  3. 新宿駅・東京駅・渋谷駅・池袋駅→高速バス(国際興業バス)→鶴岡駅・酒田駅[7時間30分~]

春夏は庭と畑で雑草に追われる日々。
その合間をぬって日帰りか一泊くらいの鉄道旅。

グラウンドカバーにクラピアを育て、畑は小さな家庭菜園。
一人で快適に暮らす方法なんかも考えています。
自己紹介

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<参考>
*1.羽黒山正善院黄金堂 https://hagurosan-shozenin.or.jp/
*2.羽黒山観光協会 https://hagurokanko.jp/
*3.出羽三山神社 http://www.dewasanzan.jp/

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