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クラピア復活への道!防草シートを使った庭の再生プロジェクト

クラピア復活への道!防草シートを使った庭の再生プロジェクト

今まで色々な雑草対策を試してきましたが、防草シートはかなり有効なツールだと感じます。
見た目が良くないという欠点はありますが、機能的には非常に優れています。
クラピアを枯らしてしまった庭の一部に防草シートを敷いて、わずかに残ったクラピアを再生させることにしました。

6年間クラピアを育てた経験から、防草シートを使ったクラピアの植え方をご紹介します。

グラウンドカバーを検討しているあなたに!
「クラピア」を植えるかどうか迷ってるなら『クラピアのメリット・デメリット』をチェック!
・クラピアのメリット
・私がクラピアを選んだ理由
・クラピアのデメリットとその対策
を詳しくご紹介しています。

防草シートの違い

防草シートのいちばんの特長は遮光性です。日光を遮断することで、雑草の生長を防ぎます。
浸透性があり、雨水を通すので水たまりをつくることはありません。

たいへん便利な防草シートですが、ダイソーなど100円ショップで取り扱っているものから造園のプロが使うものまで千差万別、価格もピンキリあります。

防草シートの密度(目のつまり具合)によって、遮光性による防草効果や取り替える頻度に違いがでるのです。

密度の違いによる特徴←密度が低い密度が高い→
遮光性
耐久性
取り替え
価格
神津博監『かんたん!らくらく!草取りのコツ』ナツメ社、2023年

防草シートは紫外線や風雨によって劣化しまうので、耐久年数もさまざまです。
ここ数年使ってみて、防草シートの質は価格相応だと感じています。

防草シートには「織布」と「不織布」がある

私は2種類の防草シートを使っています。

  • 「織布」の防草シート…家庭菜園の雑草・ぬかるみ対策
  • 「不織布」の防草シート…クラピアの雑草対策
    という使い分けです。

織布シート:密度が低く価格も安め

織布と不織布には、このような違いがあります。

  • 縦糸と横糸を編んだもので、ポリプロピレン(PP)が使われていることが多いようです。
  • 織物なので切れ端がほつれます。
  • 織布タイプの多くは光沢があります。古くなると光沢は減りますが、新しく敷いたばかりの防草シートは太陽の光を反射してテカテカ光ります。
  • 縦に等間隔で線が入っているものが多くあります。(薄い色糸が織り込まれている)
織布の防草シート
織布の防草シート
織布の防草シートの端
織布の防草シートの端

不織布シート:密度が高いが価格が高めで見た目もよい

  • ポリエステルやポリプロピレンなどの繊維を接着してシート状にしたものです。織布と比べて厚みがあります。
  • 織物ではないので、ハサミで切っても端がほつれません。
  • 織布の防草シートと比べて価格が割高です。
  • テカテカ光らないマットな質感のものがあります。
    私はポリプロピレン素材の防草シートを使っていますが、テカテカ光ることはありません。
  • 織布タイプと同様、縦に等間隔で線が入っているものがあります。
    私が使った防草シートは表面側には線がなく黒一色のタイプです。
  • 織布タイプと比べて耐久年数が長めです。
    私が使った防草シートは耐用年数が約10年です。
不織布の防草シート
不織布の防草シート
不織布の防草シートの端
不織布の防草シートの端

クラピアの再生に「不織布」の防草シートを試してみる

植えたまま放置したため、まだらに枯れてしまったクラピア。その見た目の悪さに耐えかねて対処しようと思い立ちました。しかし、前と同じやり方では再び雑草が生えて、挫折してしまう恐れがありました。

さまざまな方法を検討して、防草シートを利用することにしました。
選んだのは不織布の防草シートです。

防草シートに切り込みを入れてクラピアを植える方法が推奨されていますが、私は切り込みを入れる手間も省きたいと考え、すき間を空けてシートを敷くことにしました。

土の露出面積を減らすことができれば、草とりで対応できる程度に雑草の量を減らせるのではないかというのが私の仮説です。

植物は太陽に向かって生長します。
クラピアがわずかに残った場所は、日光が当たる方向に防草シートを配置しました。
クラピアが枯れてしまった部分に新たに植え付けを行います。

防草シートを被覆するクラピア
クラピアのランナー(匍匐枝)

夏のクラピアは勢いよく生長します。ランナー(匍匐枝)の伸びる速さも早く、8月末ころにはあと一歩で防草シートを覆いつくすほどになりました。
ひとまず成功といってよいのではないでしょうか。

防草シートを被覆するクラピア
クラピアのランナー(匍匐枝)8月末

防草シートからの照り返しがなく、クラピアの被覆スピードも早いので、防草シートが庭の片隅を占めるイマイチな景観をやり過ごすことができました。

クラピアの被覆に使用した「不織布」防草シート

アオ
アオ

使用したのはクラピアの根がシートを貫通して、土をつかむ通根性防草シートです。

二層構造の厚手(1.0mm厚・150g/㎡以上)タイプで、手で触るとしっかりした厚みが感じられます。クラピア被覆下での使用で踏圧の少ない場所の場合、耐用年数は約10年です。

ロールで届きますが、幅1m×長さ25mは私が一人で運べる限界でした。

クラピアが通根している様子
クラピアの太い根が防草シートを通過(左右二か所)

通根性がある防草シート

通根性がある防草シート(通根シート)をピックアップしました。
幅や長さのバリエーションがありますので、敷く場所に適した防草シートを選んでください。

防草シートを敷くのに最適なのは雑草が茂る前(春先)なので、私も3月から準備をはじめようと思います。

春夏は庭と畑で雑草に追われる日々。
その合間をぬって日帰りか一泊くらいの鉄道旅。

グラウンドカバーにクラピアを育て、畑は小さな家庭菜園。
一人で快適に暮らす方法なんかも考えています。
自己紹介

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<参考>
*1.神津博監『かんたん!らくらく!草取りのコツ』ナツメ社、2023年

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