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あぁ満腹!謎の“ちーたんたん”に惹かれて盛岡三大麺を食べる旅(盛岡)

謎の“ちーたんたん”に惹かれて盛岡三大麺を食べる旅(盛岡)

盛岡は繰り返し行きたくなる大好きな街です。

ニューヨークタイムズが選ぶ「ことし行くべき52か所の旅行先」で2位に選ばれたというのは驚きましたが、古い町並みや建物があり、おいしいコーヒーがあり、庶民派グルメも充実etcと、行きたい理由を数えたら切りがありません。

盛岡は食いしん坊の旅行者にとても便利な街です。
なぜなら、盛岡駅近まで戻ってくれば、帰りの新幹線までの空き時間で盛岡三大麺を食べることができてしまうのです。

盛岡じゃじゃ麺ーあったかい湯気がうれしいファストフード麺

時間がないときもさくっと食べることができて便利なのが盛岡じゃじゃ麺。その発祥の店、白龍ぱいろんの支店が盛岡駅ビルにあります。盛岡にはじめて行くとき、この麺をぜったい食べみたくて、新幹線のなかで食べ方を必死に予習しましたよ。(遠い目)

中国東北部の麺料理を屋台で出したのがはじまりといわれる白龍のじゃじゃ麺。
まずサイズを大中小から選びます。ここまでは問題ないのですが、次に聞かれるのが「“ちーたんたん”しますか?」なので、知らない人は「は?」となりますよね。

では謎の“ちーたんたん”に迫っていきます。
麺を一口残して完食します。そうしたら店員さんに「“ちーたんたん”お願いします」と言って麺皿を差し出します。すると卵を割り入れてかき混ぜ、ぐらぐら煮立った麺のゆで汁を加えてくれます。すると卵がかきたま状に固まり特製スープが誕生するのです。冬は湯気もごちそうですよね。
特製味噌をからませて食べるじゃじゃ麺はとてもおいしいのですが、同じ皿から特製スープが作り出されるのにはびっくりです。

テーブルには酢、おろししょうが、にんにく、ラー油などが用意されていて、麺を食べるときに入れて味噌の味を変化させるのもよし、“ちーたんたん”に入れてもよしです。“ちーたんたん”を作るときに店員さんが味噌を追加してくれますが、テーブルにも味噌があるので、お好みで味噌も追加できます。

盛岡じゃじゃ麵(岩手)

というのが盛岡じゃじゃ麺ですが、“ちーたんたん”するなら、サイズは小さめを選ぶのがおすすめです。私は二回目から迷わず小を選んでいます。左が最初に行ったとき頼んだ中サイズ、右がその後の定番小サイズです。
盛岡駅ビルの白龍はカウンターもあって一人旅でも気兼ねせずに入れます。

白龍ぱいろんのサイトに「じゃじゃ麺の美味しい食べ方」があります。見てね。

盛岡冷麺-やみつきになる濃厚な甘辛味の冷たい麺

盛岡冷麺は、朝鮮から移住してきた店主が営む食道園しょくどうえんが発祥です。咸興はふむん冷麺と平壌ぴょんやん冷麺を融合して日本人の口にも合うように工夫された味が評判となり、盛岡で広まったといわれています。食道園は盛岡駅から徒歩10分くらいのところにあり、平壌冷麺の看板を掲げています。

盛岡駅近にいるなら、宮沢賢治を連想させるユニークな店名のぴょんぴょん舎に迷わずGo!です。観光前にも気兼ねなく焼肉が楽しめますよ。
はじめて店に入って驚いたのは、焼肉店・韓国料理店のイメージとは全く異なる、まるでレストランか喫茶店のようなインテリアです。思わず「銀座ウェストみたい」と思いました。

盛岡冷麺(岩手)

ぴょんぴょん舎にお昼に行くときは、私は冷麺焼肉セットをほぼ食べますね。
盛岡冷麺以外からも麺が選べますが、選ぶのはもちろん盛岡冷麺です。
牛骨に鶏ガラを加えた半透明のスープは、旨味が濃厚で、キムチの酸味と辛みに負けません。焼肉の後に冷麺ではなく、焼肉と冷麺が一緒に出されるのは、焼肉と牛骨スープの相性がとてもよいからだそうです。
大テーブルがあり一人で食事をしている人も多いので、おひとりさまでも全然大丈夫です。

わんこそば-「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」

わんこそばは、盛岡三大麺でいちばん知名度が高いかもしれません。
大勢の人が集まる宴席のおもてなしとしてはじまったとされ、「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」という掛け声がかかるわんこそばは、一人旅にはちょっと荷が重いです。

というわけで、そもそもわんこそばを食べようという気はなく、頭のなかから消去していたのですが、盛岡駅前にある老舗のそば処東屋あずまやに入るとすぐ「わんこそば、されますか?」と聞かれます。そうです。ここはわんこそばの国なのです。

東屋駅前店(盛岡・岩手)

東屋盛岡駅前店はビルにあることを感じさせない和のインテリアが素敵なお店です。私は鴨せいろを食べましたが、こちらならおいしいおそばで、わんこそばが体験できそうです。

春夏は庭と畑で雑草に追われる日々。
その合間をぬって日帰りか一泊くらいの鉄道旅。

グラウンドカバーにクラピアを育て、畑は小さな家庭菜園。
一人で快適に暮らす方法なんかも考えています。
自己紹介

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