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足利のワイナリーで、ぶどう畑をながめながら最高の一杯を飲む旅(足利)

足利のワイナリーで、ぶどう畑をながめながら最高の一杯を飲む旅(足利)

栃木県の足利(あしかが)に日帰り旅です。

足利といえば足利フラワーパークの藤(藤棚)がよく知られていますが、5月中旬ころに藤の花は咲き終わってしまうので、ココ・ファーム・ワイナリーに行き、その帰りにJR足利駅近くの足利学校、鑁阿寺(ばんなじ)、足利織姫神社をぶらぶら見物して、1駅移動して陶磁器専門の栗田美術館に立ち寄る計画です。

ココ・ファーム-傾斜地のブドウ畑

まず訪ねたのが、ココ・ファーム・ワイナリーです。

ココ・ファーム・ワイナリー(足利・栃木)

JR足利駅からバスに乗って約20分。バス停から徒歩で4~5分くらいでワイナリーに到着です。
だらだらとした坂を登っていくと、視界がひらけ、山の傾斜に拡がる一面のブドウ畑があらわれます。
初夏のブドウ畑は緑一色でほんとうに清々しい景色です。

ココ・ファーム・ワイナリー(足利・栃木)

斜面のブドウ畑を一望できる最高の立地にカフェレストランがあります。
入口にウェルカムドリンク葡萄酢〈ベルジュ風〉が用意されていました。酸味は少なくて爽やかな味です。この一杯で期待感が上がります。

ココ・ファーム・ワイナリー(足利・栃木)

お昼前だったので、テラス席が空いていました。テラスから緑一色のブドウ畑が一望できます。ところどころに働く人の姿やワイナリーの車が上っていくのが見えます。

心地よい風に吹かれていると、ほんとうに気持ちがいいです。ザ・休日のランチという感じで、いつものワインがさらにおいしく感じます。とてもフレッシュな味です。

ココ・ファーム-ブドウ畑ものがたり

山間の傾斜地という珍しいロケーションにブドウ畑あります。

ココ・ファーム・ワイナリー(足利・栃木)

1950年代、特別支援学級の教師だった川田昇先生は、自然のなかで身体を動かすことが、知的障害をもつ生徒たちの心身の健康に役立つと考えました。しかし教師の川田先生には平坦な土地は高価で買うことができず、求めることができたのがこの山間の土地でした。

川田先生は生徒たちと一緒に、山の木を伐り出して運び、土を耕して畑にしました。

ブドウ畑のすぐ近くにある障害者施設〈こころみ学園〉の人たちが、いまもブドウ畑やワイナリーで働いています。

ブドウの棚の下に生える雑草を山の上から下まで刈る仕事、秋に収穫したブドウを選り分ける仕事、スパークリングワインのビンを日に一度回して澱(おり)を集める仕事などで活躍しているそうです。

ココ・ファーム-野生酵母のワイン

醸造にはブドウの果実についている酵母を発酵させた野生酵母が使われています。
野生酵母による醸造は、培養酵母を使うより時間も手間もかかるそうですが、障害をもつ人たちと共に造るワインにはふさわしいものだと感じます。

ココ・ファーム・ワイナリー(足利・栃木)

木樽に入ったワインを熟成するセラー(貯蔵庫)として、山の岩盤をくり抜いてつくられた穴蔵が使われています。扉を開けてなかに入ると空気がひんやり。夏と冬の気温差が少ない自然のセラーで、ワインが熟成されています。土地の特徴を生かしたワイン造りが行われているんですね。

一面に広がるブドウ畑を眺めながら飲むワインは格別でした。

ココ・ファーム・ワイナリーを後にして、バスで足利学校(あしかががっこう)に向かいます。

足利に行く(東京からのアクセス)

足利は関東平野の北西にあり、首都圏から近く行きやすいところです。(北東北自動車道足利ICが近いので車だとさらに行きやすい)

  1. 東武浅草駅→東武伊勢崎線(有料特急)→東武足利市駅[約1時間]
  2. 東京駅→東北新幹線→小山駅(乗り換え)→両毛線→足利駅[約1時間30分]

本数は少ないもののワイナリーまで足利市のコミュニティバス(足利市生活路線バス)があります。ワイナリーまで東武足利市駅から30分、JR足利駅から20分です。

春夏は庭と畑で雑草に追われる日々。
その合間をぬって日帰りか一泊くらいの鉄道旅。

グラウンドカバーにクラピアを育て、畑は小さな家庭菜園。
一人で快適に暮らす方法なんかも考えています。
自己紹介

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