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定番の味!あまたの餅から選抜された搗き立て餅を堪能する旅(一関)

あまたの餅から選抜された搗き立て餅を堪能する旅(一関)

東北新幹線で平泉(世界遺産)に行くときの停車駅が一ノ関です。
単なる乗り換えだけではもったいないと思って調べたら、一関はなんと“餅の聖地”*1を名乗るほど餅を食べる土地なのだそう。

餅がなくてははじまらない一関

一関には、結婚式、七五三などの冠婚葬祭はもとより、田植えやお花見、桃の節句、端午の節句などの行事には必ず餅を搗いて食べる習慣があるそうです。
その一関の最高のおもてなし料理が「もち本膳」で、1.なます(膾)、2.あんこ餅、3.たくあん(漬物)、4.料理餅(しょうが、ずんだ、くるみなど)、5.引菜餅(お雑煮)が膳で供されます。

一関には、江戸時代から続く「もち本膳」を現代風にアレンジして提供している店があります。その一軒が三彩館ふじせいで、一ノ関駅から徒歩で行ける距離にあります。

一関で餅を食べる

伝統的な「もち本膳」には、あんこ餅、料理餅、引菜餅それぞれに大きなお餅が2つ入りますが、三彩館ふじせいの〈もち膳〉には8種類の小さなお餅と甘酢味の大根おろしが入ったお重(重箱)、引菜餅(お雑煮)の組み合わせです。

三彩館ふじせい(一関・岩手)

一関には餅の食べ方が300以上あるといいますが、私が食べたのは、あんこ餅、しょうが餅、ごま餅、えび餅、ずんだ餅、じゅうね(エゴマの実)餅、くるみ餅、納豆餅の8種類です。一関のテッパンの味が選ばれているんだと思います。どれもまちがいないおいしさです。

えび餅は「小さな沼えびを丸ごと炒って、だし醤油をまわします。」、しょうが餅は「椎茸に、根しょうがのおろし汁を加えてとろみをつけます。」と餅に添えられた説明に書かれています。

お重のなかを見たとき、「なぜ大根おろし??」だったのですが、この大根おろしが実にいい仕事をします。これがないと成り立たないというほど、この大根おろしがこの餅料理のキモです。
しょう油味の納豆餅にも、しいたけが入ったしょうが餅にも、大根おろしの甘酸っぱさが加わると、なんともいえない絶妙のおいしさになります。
大根おろしの魅力を知ってしまうと、どの餅にどれくらい大根おろしをのせようか配分に悩みますね。

餅8種と雑煮と聞いて完食できるか心配でしたがペロリです。また食べたい味になりました。

餅が食べられる店は他に、世嬉の一(レストラン)、大福屋(和菓子屋)、新鮮館おおまち(スーパー)などがあり、どこも一ノ関駅から徒歩で行けます。大福屋のずんだ大福がんづきは個包装されていて持ち運びにも便利という、旅のおやつの決定版というルックスです。

お腹がいっぱいになったので、世界遺産の平泉に行きます。

一関に行く(東京からのアクセス)

一関は岩手県のいちばん南に位置する街です。平泉は一ノ関駅で東北本線に乗り換えて2駅です。

  1. 東京駅→東北新幹線→仙台(乗り換え)→東北新幹線→一ノ関駅[2時間10分~]

春夏は庭と畑で雑草に追われる日々。
その合間をぬって日帰りか一泊くらいの鉄道旅。

グラウンドカバーにクラピアを育て、畑は小さな家庭菜園。
一人で快適に暮らす方法なんかも考えています。
自己紹介

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<参考>
*1.一関市観光協会「いちのせき観光Navi」https://www.ichitabi.jp/index.php

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